保温断熱ジャケットとは?工場の脱炭素・省エネ効果とその特徴についてご紹介します

現場レベルのエネルギーマネージメント。断熱ジャケットの省エネ効果とその特徴をご紹介します

断熱ジャケットとはガラス繊維で縫製された断熱材です。一般的にはガラスウールなどの内装材を、樹脂でコーティングしたガラスクロスの外装材で縫製する3層構造になっています。ガラス繊維は防音・断熱の代表的な建材ですが、断熱ジャケットはそれを応用した工場向けの断熱材となります。工場の配管や炉などに取り付けることで、エネルギー効率を向上させます。

近年、特に製造業において温室効果ガスの削減と並んで重要となるのが、エネルギーマネージメントです。工場の空調管理はもちろん、単独の設備や配管など放熱、素材の温度管理など全てが工場のエネルギー効率を左右します。断熱ジャケットは現場レベルでこれらを向上させることが、結果として脱炭素社会の実現に貢献する製品です。

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エネルギー効率化にクルマットECO

工場のエネルギー効率化が上がる断熱マット クルマットECOをご紹介します。内部素材には、不燃性のガラス繊維を使用し、外装にはシリコンコーティングガラスクロスを採用することで耐熱性、さらには防水性や防油密性に優れています。業界では耐熱マット、耐熱布団、サーモジャケットなどと呼ばれています。主な用途に、押出機、成型機、ボイラーや熱交換機の保温や断熱があります。また、熱を伴うバルブ・配管へ巻き付けることでエネルギーコストの節約効果も期待出来ます。そのほか、樹脂成型の過程では、樹脂温度を安定させる役割も果たすため、成型時のブレ防止にも役立ちます。

オーダーメイドで着脱可能

上記省エネ効果だけにとどまらず、クルマットECOは完全オーダーメイドで機器に合わせた最適設定で納品されます。構造も着脱式なため、繰り返し使用できます。つまり、通常の省エネ設備の導入とは異なり、生産日程に影響を与えず、施工費も節約出来ます。 加えて、高い温度に上昇する設備に巻き付けることで、従業員・工員の火傷防止、つまり労働環境の改善に繋がります。

【施工例 】