ガラス容器の魅力とは? 地球に優しく、意匠性、保存性を兼ね備えたガラス容器の魅力をご紹介します。

ガラス容器の魅力とは?

日本におけるガラスの歴史は長く、最も身近なガラス容器であるびんが普及したのは明治から大正後期と言われています。100年近く経った現在も変わらず私たちの生活の中で使われ続けいているガラス容器の魅力についてご紹介します。

地球にやさしい3R

ガラスにはゴミとして廃棄される量を極力減らし、環境への負担を軽減させる仕組みが確立されています。牛乳びんやビールびんが再利用されていることは広く知られていますが、そうでないガラス容器も形を変えて再利用されています。例えば、粉砕したガラスをアスファルトに混ぜることで車のライトを反射させ、道路の視認性を高める例や、回収したガラスを溶解し、住宅用断熱材のガラスウールの原料にする例が挙げられます。このように私たちの課題である環境問題に対して、ガラスは3R(Reduce、Reuse、Recycle)のすべてに対応する優れた素材なのです。ここでガラスびんの3Rを紹介します。

Reduce ガラスびんでは軽量化技術が進み、その分使用する原料や燃料が節約されています。
Reuse ガラスは素材自体ににおいや色が映らないため、再利用が可能です。身近なものですと、居酒屋のビールびんや銭湯で飲む牛乳びんはリターナブルびんとして回収後洗浄され再利用されることもあります。
Recycle 分別回収されたガラスびんは細かく砕かれてカレットとなり、新しいガラスびんの原料となります。ゴミが減るだけでなく、原料の削減にもつながります。
ガラスびんの3R

意匠性と高級感

ガラス容器は他の材質では再現できない透明感や重厚感、高級感を持ち、根強い人気があります。例えば、日本酒やリキュール、ウィスキー等、お酒用のびんにおいては、形状や表面加工など意匠性の高さが購買意欲を刺激する重要な役割を果たしています。また、ガラスの持つ透明感は容器としての役割に留まらず、商品の美しさを際立たせることで高級感のある空間を演出します。滑らかな曲線や光の反射を活かした華やかなデザイン、フロスト加工を施したシックな高級感など、ガラス容器には唯一無二な魅力が詰まっています。

保存性

ガラス容器は保存性の面でも優れた効果を持っています。例えば、茶色のビールびんは紫外線をカットし、風味の劣化を抑えています。そのほかにも化粧品やアロマオイル、ビールの容器など、光を遮断することで長期間の品質維持を可能にしています。また、ガスバリア性に優れており、ワインやウィスキーなどのアルコール飲料や炭酸飲料を長期間保存するのに適しています。ガラスはプラスチックやアルミなど他の材質と比較して経年劣化も少なく、充填後の滅菌処理にも向いています。保存する内容物や用途に応じてガラスの材質を選定することで、容器そのものの耐熱性や耐薬品性を高めることも可能です。

前田硝子で取り扱っている容器について

当社では、工業用、医療用のガラス容器の他、飲料用びん、化粧品容器用ガラスボトル、主にドライフラワー用のガラスカバーを取り扱っております。

【飲料用ガラスびん】

  • 対応サイズ

10~1000mlの各種飲料びん(茶、白)

その他容量や色、形状についてもぜひお問い合わせください。

  • 表面処理

静電塗装による加飾や、アルカリ溶出を抑制するサルファー処理も承ります。